マイケル・ジャクソンとフレッド・アステア | 〔空色庵〕松本典子のブログ「飛ぶ♪ハナシ」
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【2017.01.12 Thursday 】

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マイケル・ジャクソンとフレッド・アステア

【2009.11.05 Thursday 18:52

 『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』。


 素晴らしさは予想できていたわけで、事実、本当にワクワクさせられた2時間弱で。もうね。MJが本当に軽快に、優雅にステップを踏む姿を前にすると、それだけで十分に満足させられる(おわかりですよね?)。


 なんて言うのかなあ。“こともなげに”と表現するのが世界一似合うステップ。繊細で、謙虚で、けれどビジョンを持っている人だと自然に理解できる、ような。まるで『グリーン・マイル』のジョン・コーフィだったです。ステージに立つMJ(を映すスクリーン)を前にした私は。もちろん、境遇もいきさつも全然違うのだれけど。


 ジョン・コーフィが、最後の夜に『トップ・ハット』を観せてもらう。"Cheek to Cheek"を踊るフレッド・アステア。スクリーンの光がそのまま、つかの間の至福としてジョン・コーフィに降り注ぐ、嬉し涙でぐちゃぐちゃになっちゃった彼の笑顔を照らす。あんな嬉しそうまなざし、羨ましいにもほどがある。そんな極上の笑顔だった(思い出すだけでウルウルゥ)。


 あのフレッド・アステア・マジックを使えるのは今、MJなのかもしれない?と思ったら(いや、フレッド・アステアも大好きなんだが、同時代人という意味で)、調べてみると、MJもまたフレッド・アステアの大ファンだったとか。ふむ。当然かも。


 フレッド・アステアからMJへと継承された、この“天才”を誰が受け継ぐのだろう。そんなことを考えつつ、カラダは自然にビートを刻んで。これはぜひ、もう一回観よう、と。そんな自分に少し驚いてもいたのである。


 スクリーンを前にした観客の表情、といえば、先日の東京国際映画祭で観たアッバス・キアロスタミ監督の新作『シーリーン』も挑戦的&実験的で面白かったなあ。スクリーンには、女優を中心とした観客たちがペルシャ叙事詩を元にした映画に見入る姿、その表情だけをずーーーっと追いかける。キアロスタミ作品、という情報だけで観たので驚いたけれど、これが意外と飽きないのだ。映画内映画の出来がいいのかな。優れたラジオドラマを聴いてたみたいな?


 キアロスタミ監督自身が「最初の30分さえ我慢してもらえれば、あとは乗り切れると思う」みたいなコメントをしていたらしいのだが(笑)、納得。


 というわけで、『THIS IS IT』。DVDも発売されるわけだけれど、できるだけ映画館で観てほしいと思う。体揺らしながら。コンサート・ライブで言えば、昨年の『シャイン・ア・ライト』もか〜なり良かったのだけれど(思い出してもドキドキするっ)。あのローリング・ストーンズが与えてくれるものとMJのそれは、やはり少し違うのだよね。


 やっぱり、マイケル・ジャクソンはフレッド・アステア的なのだ。……ああ♪

author : m-noriko
| 観てみた | comments(4) |

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【2017.01.12 Thursday 18:52
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この記事に関するコメント
mimosaさん、ありがとうございます。
嬉しいことに、また再映されているみたいですね。↓
http://www.thisisit-movie.jp/theaters/
お子さまたちはとても小さいのかな?
できればスクリーンで観せてあげてくださいー。
今はわかんなくても、
のちのち「あれを観たんだ」っていう記憶は
ちょっとした宝物になる気がするのだけれど。
ま、私の勝手な妄想です。ふふ。
| まつのり | 2010/01/19 11:01 AM |
はじめまして!
私も THIS IS IT 観ました。
評判に釣られて、なのですが、それだけのことありました。
MJの真摯な姿、彼と一緒にステージを作り上げる喜びに溢れる
ダンサー、ミュージシャン、スタッフ。
それぞれの気持ちを想像した私も、やはり涙止まらず。。でした。
ロンドンライブが実現されなかったのがつくづく惜しまれます。

本当に、彼を継承するのは誰かしら?
分かるのは、きっとずっと先のことでしょう。
それを楽しみにしつつ、子供達には MJ のDVDを見せなくちゃ!と思いました。
| mimosa | 2009/11/26 11:45 AM |
谷澤さん、
ご無沙汰しておりますー。
私もね、実は、オープニングタイトルが出る前に、
すでに、うるうるしちゃったクチです。
冒頭、オーディションに合格したダンサーたちが
本当に嬉しそうに喜びを語ってたでしょ。
そして、そんな彼らに、マイケルのアドバイスや指示は
本当に謙虚でソフトなんですよねー、ねー、ねー。
ここ数年の奇行のことなんて、本当にどうでもよくなった次第です。
| まつのり | 2009/11/10 11:26 PM |
私もみました。そして、あまりにもダンスも歌も、スタッフを思うコミュにケ−ションも素敵で、すごい時間を過ごしました。
ジャクソン5時代の曲を歌う場面で、インカムを通して自分の声を聴くことが難しかった彼が、それを訴えながら「僕は怒ってるんじゃないんだ。愛なんだ」って言うシーンがありましたね。私は、そこでなんだか、涙が止まらなくなりました。彼は周りにいる誰からも、嫌われたくなかったんじゃないかな。ま、そんなふうに、いろいろ考えました。すばらしい映画です。
| 谷澤 | 2009/11/05 7:30 PM |
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松本 典子
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